前回に引き続き、パステルアートの基本となるテクニックをご紹介します。
前回は、くるくると円を描くように手を動かして丸を描く「円ストローク」について、紹介しました。
円ストロークについての記事はこちら。
今回は、「横ストローク」というテクニックを使って、「海」を描いてみましょう!
このテクニックも簡単で、この描き方を習得すれば、どんな絵にも応用できますよ。
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目次
横ストロークを使って、「海」を描こう!
横ストロークというテクニックは、右、左、右…と大きく手を動かしていくやり方です。
こうすることで、グラデーションが自然な仕上がりになります。
2色を重ねたり、色を混ぜたりしながら横ストロークを使うのも、深みを出すポイントです。
地平線になるところに、マスキング用の紙を固定する
地平線になるところに、マスキング用の紙を貼ります。
キャンバスの画面下3分の1を目安にすると丁度いいかと思います。
左右に手を動かしながら、上から下に塗っていく
左上から、右上へ。
右上から、左下へ。
そして、左下から、右下へ・・・と、手を左右に動かし、上から下に向かって色を塗っていきます。
好みの色になるまで、横ストロークを繰り返し、色を重ねていきます。
マスキング用の紙の近くは白く残すようにしてください。
下に向かっていくにつれて、色が薄くなっていくので、綺麗なグラデーションが出来上がります。
私は、最初、横ストロークでホリゾンブルー(水色)を塗ったあと、上の方だけ、群青を重ね塗りしました。
マスキング用の紙をめくった部分に色を塗る
マスキング用の紙をめくって、海になる部分に色を塗っていきます。
海を塗る場合は、下からマスキング用の紙に向かって、横ストロークをしていきます。
好みの色になるまで、繰り返し塗っていきましょう。
海の色と空の色を変えて塗ると、区別がついてわかりやすくなると思います。
私は、海の色を青緑と青の粉を混ぜて、塗っていきました。
マスキング用の紙を外すと、地平線の広がる海が現れます。
他にも、こんな「海」が描ける!
夕暮れの海
夕焼けした空と海を表現するため、色をカナリアと桃色と朱赤と濃い桃色を使いました。
横ストロークで空と海を描くところまで、やり方は一緒です。
中心に丸く切り取った型紙を置いて、朱赤で色付けして、太陽を描きました。
海に、太陽の影をプラスすると、味のある絵になりますよ。
星空と海
夜の海も描いてみました。
使った色は群青とブルーバイオレットと黒と青とマゼンダで空と海の色を塗り、月や星は黄色を使っています。
練り消しで海の色を消し、黄色で月の影を描きました。
夜の海もまたロマンチックな雰囲気が出ますね。
ぜひ、お試しあれ~!
テクニックといっても、左右に手を動かして塗るだけなんですよね(笑)
この描き方ができれば、背景を塗るときに便利!
美しいグラデーションが簡単にできるので、オススメです!